HBsAgGi定量化サービス: HBsAgの糖鎖異性体の量を測定

HBsAgGi ELISAシステムを用いて、O型糖鎖修飾されたM-HBsAgを測定する分析サービスです。

HBsAgGi ELISAシステム分析サービス
HBsAgGi-gCコートプレートとM-HBsAgを標準試料としたELISA法
標準物質: M-HBsAg (3.7 – 900 ng/mL)
被検試料: HBV患者血清(2μL)
血清#1: HBsAg 6610 IU/mL、HBV DNA 3.1
血清#2: HBsAg 8612 IU/mL、HBV DNA 0
血清#3: HBsAg 36600 IU/mL、HBV DNA 8.3
検出: ビオチン化HBsAgGi-gC抗体およびHRP標識ストレプトアビジン
HBsAgGi定量化サービスの特徴
アイテム | 説明文 |
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概要 | HBV粒子はエンベロープタンパク質(HBsAg)で覆われており、HBsAgはサブタイプ特異的にN 型糖鎖やO型糖鎖で修飾されています1,2。HBs抗原には、S-、M-、L-HBsAgの3種類があり、PreS1、PreS2、S-ドメインを含むHBsAg遺伝子から産生されます。感染性HBV粒子は3種類のHBsAgを全て含みますが、非感染性粒子は主にS-HBsAgで形成されています。現在、HBsAgの診断や解析には、S-HBsAgに対する抗体を用いてHBsAgの量を測定しています。RCMGのHBsAgGi(HBsAg glycan isomer)は、HBV DNAを含む感染性HBVに含まれるM-HBsAg上のO型糖鎖Pre-S2に対するモノクローナル抗体です3。つまりHBsAgGiが認識する粒子は、S-HBs抗体が認識する粒子とは異なります。患者の血清中には感染性HBV粒子が非感染性粒子より少なく、両粒子の比率は患者ごとに異なります。そこで、感染性HBV粒子の測定は、患者の病態解析に有用であると考え、HBsAgGi ELISAシステムを確立しました。 |
コスト | お問い合わせください |
該当する遺伝子型: | Applicable Genotype: B and C |
注文方法 | ご注文の流れ |
紹介資料 | Leaflet ![]() |
Safety data sheet | Safety data sheet [JP] ![]() Safety data sheet [EN] ![]() |
ユーザーガイド | User Guide ![]() |
参考文献: | 1. Schmitt et al. (2004) J Gen Virol 85:2045-2053. 2. Dobrica et al. (2020) Cells 9:1404. 3. Angata et al. (2021) Biochim Biophys Acta Gen Subj. 1866:130020 |